旅4日目
2012年7月某日月曜日


■旅最終日。
仙台から再び郡山へ向かう。

目的はナンパではなくデート。
お相手は前々日に連絡先を交換したミクシ子。

ミクシ子はこんなコ
・長身
・生まれも育ちも福島県
・関西弁大好き
・彼氏１年なし、出会いなし
・少し戸田恵梨香似


世の中には僕みたいな男を好んでくれる物好きなコもいるもので、
「どうしても会いたくなっちゃいました(∀ﾟ*)」と食いつき抜群。
ちょうどこの日の午後が空いていたので難なくアポを取れる。

本当に関西弁が大好きらしく、メールの文中で使うだけで好反応。
ミクシ子のメアドがある漫画のワンシーンを示していたのでそれをイジると、気づいてくれた事に喜んでくれて更に食いつきアップ。
我ながらファインプレー。

今回の旅のほとんどを観光や野球観戦に費やし、「福島ナンパ旅」と題しながらもナンパをしたのは初日の夜と２日目の昼のみで未だにノーゲット。
このデートが福島県でゲットする最後で最大のチャンスとなる。

帰りの空港行きのバスに間に合わなければいけないので制限時間は約4時間半。
これをタップリ使い、福島県制覇のため全身全霊をかけデートに挑む。


13時頃、郡山駅に到着。


改札前で待ち合わせ。

「おまたせ！今日も可愛いなぁ。」

素直に喜ぶミクシ子。

お互い特に食べたい物もなく、近くの適当なお店で昼食を取ることに。

「ほな行こか。」

歩き出しミクシ子の手を握る。

「手ぇ握ったし、今日は恋人な。」

「うん、わかった！」

めちゃくちゃ好反応。
出足上々。

駅近くのイタリアンへ。


たわいもない話を少しだけして、あとは恋愛トーク。
横のテーブルのマダム達を気にせず昼間っぱらから口説く。

う～ん、やっぱり食いつき抜群。

「ミクシ子、ＳとＭどっち？」

「え～(〃∇〃)」

「はい、Ｍやろ。
なんでも言うこと聞いちゃう感じやな。」

「…うん。」

「それもドＭやな。
責められたら喜んじゃうやろ。」

「うん、岩クマーくんの言うことやったら何でも聞いちゃう(/ω＼)」

( °д°)グレートだぜ…。
なんなんですかコレは、惚れられすぎやろ。
裏に何かあるのではと勘ぐってしまいそう。


1時間ほどでお店を出る。

「どこ行こ？
２人きりになれる所がええな。」

「そーだね。」

安全策をとるならカラオケやネカフェなどの個室でワンクッション置きたいところ。
でも充分に食いついているのでココは直球勝負。

「ほなホテル行こか。」

「ホテル～??
…いいよ！」

アッサリとＯＫ。


う～ん、それにしてもあっさり過ぎる。
贅沢やけどなんかツマランな…。
なんかドラマもないしロマンに欠ける。


せや（゜∀゜）！
福島県なんやしフラガールのコスプレしてもらおう（名案）
※福島県は映画「フラガール」の舞台でもあるスパリゾートハワイアンズでも有名。


ミクシ子に頼むとすんなり承諾。
よっしゃ。


突然大雨が降り出したので、タクシーに乗って駅の東側のドン・キホーテへ。

※画像はネットから拝借

「なんでも揃う便利なお店～♪」と歌ってるくらいやしフラガールのコスプレくらい置いてるやろ。


↑こんなのがあることを期待して、ミクシ子の手を引きまずはコスプレコーナーに直行。

ナース、ＪＫ、メイド、ＣＡ…
さすがドンキさんやで、豊富な品揃え。

これだけ種類あったら、フラガールも…


…


な、ない(ﾟдﾟ;)


あ、そうか。
ここはフラガールの聖地・福島県。
フラダンスの衣装は神聖なものとして扱われているから、「コスプレ」とかおふざけみたいコーナーには置いてへんのか。
フラダンスを軽視してしまった自分が情けない、テヘ (・ω<)


激安ジャングルを掻き分けて衣料品コーナーへ。
そこにはフラダンスの衣装が


…ない。


ま、待て、よく考えろ。
神聖な衣装がＤＱＮ御用達のスウェットやジャージと一緒に並んでるワケがない。

ダンスなんだからスポーツじゃあないか！
スポーツ用品コーナーにあるに違いないッ！

グローブ…

バスケットボール…

ゴルフグラブ…


…フ、フラ！


フラフープ。

…

結局フラガールの衣装はどこにもありませんでした(´Д｀；)


クソ、ダメか…。
ふと商品棚を見ると、柱に巻きつくツタが目に入る。
こんなヤツ↓


コ、コレやッ！
コレを頭と下半身にグルグル巻いたらどう見てもフラガールやろ。

物がないなら作ってしまえばいいッ！
そうですよね、ワクワクさん！



近くにいた店員さんを捕まえ、柱に絡まるツタを指す。

「あのツタ、ください！」

「あちらは商品ではございませんので…」

「はい、ですから同じような物を」

「…
ございません…。」

「でしたらアレに近い物を！」

「…
う～ん、ございません。」

「…そうですか(´Д｀；)」

フラガールゲットの夢、ここに断たれる。


ドンキを出て再びタクシーを捕まえる。

「どちらまで？」

「ホテル街までお願いします。」

「え～と、どういったホテルですか？」

「ラブの方で！」

「それでしたら駅の近くに１件ございますが。」

「でしたらとりあえずそちらまで。」


そんなこんなでホテルにＩＮ。


バスタオルを腰に巻いて、せめてものフラガール風の格好をしてもらう。
お、なかなかイケてるやん！


そして、


（＾X＾）ラン


（＾人＾）ラン


∩(＾Ｏ＾)∩ルー


～(￣∇￣)～アロハメオエ～

※ちなみに「アロハ・オエ」とは「私の愛をあなたに」という意味だそうです。素敵ですね。


福島県、性覇。

バストはＣカップ。
超柔らかのスライムおっぱい。


「どんなエッチが好きなん？」

「どんなんでもいいよ。」

「優しい方がいいとか、激しい方がいいとか。」

「じゃあ岩クマーくんが調教してぇ♪」

なんてよくできたコなんやぁ(ﾟΩﾟ;)


何でも聞いてくれるのでゴックンしてもらう。
アナルの経験があると言うので挿入しようとしましたが、指でほぐしても入らず。


終わった後にベッドの中でピロートーク。

「実は最近彼氏と別れたばっかりで凹んでて…。」

「そーなんや…でもこうやって僕と出会えて良かったやん、よしよし(＾ε＾)」

「そうだね、神様からのプレゼントで岩クマーくんに出会わせてくれた♪」

…「神様からのプレゼント」か。
ちとイタイというかメンタル的なアレなんじゃあないかなと思ったけど、まぁいいか。

あと、出会った時は「１年彼氏いない」って言ってたけど、それもまぁいいか。


時間ギリギリまで一緒にホテルで過ごし、空港行きのバス停までお見送りしてもらう。
バスの中の僕が見えなくなるまで手を振ってくれたのが印象的だった。


いつかまた来ます、福島。



福島ナンパ旅、終了。