富士山でナンパしてセックスする
- 2018/10/29
- 08:00
富士山に登ってきました。
神戸に住んでいた時期が長い僕にとっての山といえば六甲山で、富士山についてはほとんど見る機会がなく日本一高くて有名な山という子供でも知っているようなぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
数年前にナンパを教える仕事をはじめて、日本全国へ出張させていただく機会が多くなり、いつの間にか年の1/3以上は旅して生活するようになり、僕は旅人であり旅が生業といってもいいんじゃないかってくらいになりました。
静岡へ訪れた際に遥か遠くに見える富士山を目にして「そういえば登ったことないな、いつかは登りたいな」なんて思うようになり、その気持ちは徐々に高まり「旅人を名乗ってるのに富士山に登ったことがないとかダサくない?」と考えだして、
その気持ちは今年に入りついに
「富士山に登らなアカンわ」
と爆発して本格的に計画することに。
一人で登ってもいいけど、せっかくなので体力ありそうなうらすじとぅるっとぅる太郎を誘ってみる。
こんなノリで富士山でナンパしてセックスをすることになってしまう。
※結局富士山には一人で登ることになりました
夏の約2か月しかない富士山の登山道の開通期間中の適当な日を決めて、
4つある主な登山ルートから静岡側の須走ルートか御殿場ルートのどちらかに絞り、
なんやかんや準備して、
名古屋と静岡を経て当日を迎えた次第でございます。
旅3日目
2018年8月26日日曜日
前日まで静岡側のどちらの登山ルートにするか考えてたけど、アクセスが良く難易度の低い方の須走ルートから登ることに決定。
静岡駅からJRで1時間ほどで富士宮駅へ。
ここから富士山五合目への直通バスに乗車する。
せっかく富士宮に来たので富士宮焼きそばをいただくことに。
駅から近くの虹屋ミミさんでミックス焼きそばをいただく。
美味しゅうございました。
コインロッカーに富士登山で不要な荷物を預けて、富士宮イオンモールで食料品を揃えて、バス乗り場へと向かう。
あの遠くに見える山の山頂まで登るのか…
気持ちが高ぶってよく分からない煽りツイート↓
プール即?
— 岩クマー@旅ナンパ (@kuma661) 2018年8月26日
は?
テント即?
は?
海中即?
は?
はい!
全部しょーもない!
誰かが既にやった事を繰り返して自慢すなアホがwww
そんなんやからお前ら全員モブキャラやねんwww
夏場に水回りで即って誇ってええ時代はもう終わっとるねん
海の時代は終わってん
— 岩クマー@旅ナンパ (@kuma661) 2018年8月26日
これからは山の時代やぞ🗻
わかる?
や ・ ま !
今から富士山登りながらナンパして山中で即ってきます。
山即ツイートをお楽しみに。 pic.twitter.com/XORQjLEusM
富士宮駅17:40発の最終バスで富士山へ向かう。
19時、富士宮口五合目に到着。
肌寒いので用意していた防寒着を着込む。
五合目にはお土産屋さんとレストランが併設された建物と広場があり、須走ルートを利用するのほとんどの人はここから登山を始める。
山頂で御来光を見るため出発時間を逆算してしばらくこちらで時間を費やす。
寝袋で仮眠を取っている人もちらほら。
ヒマやしナンパできないかなーと思いフラフラしていると、欧米系のキリッとしたお顔の姉さんと目が合ったから笑顔を送ったけど顔色一つ変えてくれないし、その連れがNBA選手みたいなゴリゴリの黒人2人だったので震撼してしまう。
周りの人たちが登り始めたのに合わせて僕も出発することに。
僕のは弾丸登山になるのか?
21時半頃、登山開始。
さあ…19ぜ!
高山病が怖いのでゆっくりゆっくりと登る。
満月が綺麗。
…
22時頃、六合目。
…
23時頃、新七合目。
ナンパどころか登り始めてから会話すらロクにしていない。
ここまで体調悪そうなオッチャンに対する「大丈夫ですか?」の一言しか喋ってない。
…
0時頃、元祖七合目。
新とか元祖とかややこしいな。
山小屋あるし人多いけど宿泊客がほとんどでみんな眠そう。
一応ナンパのターゲットを探してみるけど女性はカップルのうちの1人だけでした。
強風で止まったら一気に体温をもっていかれるから休まずに登り続ける。
…
1時頃、八合目。
ここも人が多いけど、みんなうずくまって休憩してるから性別すらも分からん。
風弱くなってるし、ご来光まで早く着きすぎても時間持て余すし、一旦休憩してから出発。
…
月明りがあるのでヘッドライトを消して登っていたら、山ガール4人組から「ライト大丈夫ですか?」と話しかけられる。
ここに来て女性だけのグループを見たのは初めて。
これは交流のチャンスかと思い、「大丈夫ですよ、ありがとうございます」と受け答えして会話を続けようとするも、女の子4人でキャッキャして会話に入れさせてもらえず先に行ってしまう。
残念。
…
2時頃、九合目。
ご来光を臨む登山客はここの山小屋で宿泊することが多いみたいで、ちょうどその出発直前と同じタイミングだったため、山小屋の中は多くの人で賑わう。
山小屋で注文したカレーを受け取り空席を探していると、ちょうど近くの席が空いてそのテーブルには女の子が一人だけ。
これはチャンス、しかも可愛い。
すぐさまその子の横に腰をかける。
カレーを食べているとすぐさま女の子の方から「1人ですか?」と話しかけてくれる。
聞くと関東の女子大生で、父親と一緒にツアーに参加して登っており、その父親は高山病のため外で休んでいるらしい。
喋って和んでいく中で僕の関西弁に気付いてくれて、話題はこの夏休み中に行く大阪旅行について。
「良かったら案内するよ、一緒にUSJ行こう」
「え~!案内してください!」
よっしゃこれは繋がった。
連絡先の交換を打診しよう。
…と思った矢先に、お父様が登場。
高山病で辛いのか、愛娘にたかる虫ケラを威嚇するためか、険しい表情で僕の顔を眺める。
笑顔で会釈だけして女の子と会話を続けるも、お父様も目線が痛く一気に連絡先を聞き辛い状況になってしまう。
出発の準備をするため席を立とうとしたので、とりあえず神戸プリンを差し上げて、別れを告げる。
あぁ、せっかくの出逢いが。
しかもこんな運命的な。
もし将来的にこの子と結婚することになれば、結婚式で「二人の出逢いは、なんと富士山なんです」って紹介してもらえただろうに。
いや、あきらめるのはまだ早い。
まだチャンスはあるはず。
急いでバッグからノートを取り出して1枚ちぎってLINEのIDを書き、外に集まっているツアー団体の中からさっきの子を探す。
…いた!
でも横にいるお父様がガッツリと目を光らせてる。
ここで連絡先を渡してしまえばこの父と娘の間に変な空気が流れてしまうのではないだろうか。
そんな懸念が邪魔をする。
「気を付けてね」とだけ伝えて、ポケットに忍ばせたノートを…やっぱり渡せない。
僕には先に山頂を目指すその子の背中を見守ることしかできなかった。
この富士山の上でもう一度再会できる奇跡を願ったがその想いは届かず。
日本で最も神様に近い場所なのに。
少し遅れて僕も登山を再開する。
…
3時半頃、九号五勺。
山頂が近くなりそこからは渋滞。
4時頃、富士山頂。
達成感はあまりなく、「あっ、着いたんや」て感じ。
山頂は風が強くて寒い。
防寒対策はしてきたつもりだったけど甘かった。
少し空が明るくなり始めており、特に知識はないけどご来光をいい感じに望めそうなスポットを探す。
ええ感じにご来光を望めそうな場所を確保して、日本一高い場所で神戸プリンをいただく。
至高の美味しゅうございました。
アメトーークの富士山芸人でオススメしてた桃の缶詰もいただく。
御来光。
感動した。
影富士。
たぶん日本で一番大きな影に圧巻されました。
せっかくなので富士山のお鉢巡り(クレーターを一周)してたんですが、なんか頭痛がするし、吐き気もするし…そうかこれが高山病か。
行列に並んで、
日本最高標高地点の剣ヶ峰で記念写真。
登ったらあとは下るだけ。
登りで体力温存できてので楽勝だと思ってたのに、高山病が辛いしそれに伴って身体も重いため下山がめちゃくちゃキツかった。
約5時間かけてやっと五合目に戻ることができる。
弾丸登山なんてやるもんちゃうで。
お昼のバスで富士宮駅へと戻る。
つづく
富士山ナンパの結果は坊主。
そもそもナンパどころか自分からコンタクトを取っておらず、女性から喋ってくれたのが2回あっただけ。
山ナンパやと?
海ナンパの方がええに決まってるやろ!!
誰やこんなしょーもないこと考えた奴は!!
でも本気で富士山即を考察したら、
・日中→ターゲットはいるが人の目につかない場所がない
・夜間→即れる場所はあるがターゲットがほぼいない
という状況。
なので、
「日中に頂上まで到達してその間にターゲットを確保して、夕焼けを一緒に見て、陽が落ちて下山中に物陰でセックスする」
というのが最も現実的だと思われる
かといって、また富士山を登りたいとは全然思いません。
高山病がキツすぎる。
誰か僕の意思を受け継いでください。
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