仙台ナンパできない旅①
- 2015/07/29
- 00:56
2013年10月。
諸事情によりナンパをしてはいけないことになってしまいました。
初の「ナンパできない」仙台旅行です。

旅初日
2013年10月18日木曜日
関西空港から飛行機で仙台へ向かう際、荷物検査所で楽天イーグルスのリュックを背負った子連れの女性を見かける。
背番号46。
鉄平選手か。
子連れの女性に声をかけるのは…よし、ナンパではない。
仙台空港に到着した際に横を歩いていたので声をかけてみた。
「鉄平選手ですか?」
ナンパと同じように、爽やかな笑顔を意識。
自然に相手の心にそっと入っていくように。
…
声による返事はなく、少し驚いた表情の後に軽い笑みだけが返ってきた。
そして歩く速度を上げてそそくさと僕から離れていく。
あれ、何かまずかったかな。
背番号46は鉄平選手、それは間違いない。
彼女の目には「急に声をかけてきた変な男」として僕のことが映ったのだろうか。
少しショックだった。

仙台空港から電車で仙台駅まで移動し、そこから歩いてこの旅の宿泊先へ向かう。
駅からアーケード、そして国分町のホテルへ。
この移動が辛かった。
なぜならナンパできないからだ。
禁断症状とでも言うべきか、次から次へと声をかけたくなる女性とすれ違う。
ナンパができないからこそ、逆にナンパのアンテナの感度がビンビンになっている。
なのに、声をかけてはいけない。
なんて酷い拷問だ。
この旅中、僕は何度もこの拷問を味わうことになる。
ホテルにチェックインして部屋に荷物を預けて昼食へ。
できれば仙台名物を食べたいなぁという気持ちでアーケードをフラフラお店を探していると、ある看板が目についた。

「チャレンジカレー
18分で完食したら賞金10,000円!」
「賞金10,000円」という言葉に目が眩んだが、それ以上に「チャレンジ」をいう単語が僕の好奇心を湧き上がらせた。
この旅をただの野球観戦ツアーにはしたくない。
ナンパに要するはずだった「挑戦」をこのカレーにぶつけよう。
成功者は過去6人。
3.5キロのカレーがどんなもんか知らんけど、岩手の盛岡でわんこそば123杯食べたことあるしイケるやろ。
僕の胃袋はハンパじゃない。
挑戦料2880円。
量が多いだけのカレーを食べるのにこの金額はどう考えても勿体無いが、躊躇することはほとんどなかった。
お店に入り、サッと注意書きに目を通し食券を購入。
席に座り、少し待つとチャレンジカレーの登場。
…多い。
目にした瞬間、後悔の念が一気に僕を襲った。
制限時間は18分。
これは厳しそう。
…
結局、半分ほどしか食べれずチャレンジ失敗。
2880円…なんて無駄な出費だ。
カレーを半分も残してしまったことを店員さんに詫び、お店を出る。
その後は、ジョジョ4部に登場したお店のモデルになった「むかで屋」を覗いてみたり、寒さ対策のためにタイツを購入したり。

ホテルで1時間ほど休憩し、クリネックススタジアム宮城へ向かう。

クライマックスシリーズ・ファイナルステージ初戦。
先発のエース田中投手は毎回のようにランナーを出すものの、そこはシーズンと同くホームに返すことなくきっちりと抑える。
さすがは日本球界最強の投手といったところ。

相手の成瀬投手も好投していたが、銀次選手のソロアーチ、マギー選手のタイムリーでなんとか2点をもぎ取り、最後まで田中投手が0点で抑えて完封勝利。

他球場に比べてKスタのイーグルファンは大人しい印象だったがこの日は少し違った。
相変わらず熱い野次や応援歌の声量は少ないものの、球場全体に勝利に向かう一体感があった。
顕著に出たのが9回表、田中投手がマウンドに向かった際。
球場に流れるファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」を大合唱。
後に田中投手のツイッターで分かったとこだが、こんなことは初めてだったらしい。

僕も気分が高揚してしまい、田中投手が最後のアウトを三振でとった瞬間、まだ1つ勝っただけなのに思わず涙してしまった。
1日違いでシーズン優勝を直接見届けれなかったことも合間って、この東北楽天イーグルスといいチームに対する9年間の想いが波だとなって爆発した。
それ以外にも、ここ最近悩んでいた想いも一緒に爆発した。
最高の、最高の気分だった。
自分ではその気持ちを表に出すのを抑えているつもりだったが、周りの人達から心配されるほどだったので相当グチャグチャな顔だったのだろう。

余韻に浸りながら歩いてKスタから仙台駅へ移動し、何度もお世話になっている天龍さんと待ち合わせ。
美味しい海鮮のお店に連れて行ってもらい、ナンパのお話はほとんどせず、近況報告や人生相談などをしていただく。
はしごした2軒目も合わせて約2時間ほどご一緒させていただき解散。
旅先で会いたい、会える人がいるって素敵やな。
ホテルの部屋に向かうエレベーター内でデリヘル嬢らしき女性と一緒になり、癖で見た目からイジれそうな点を瞬時に何点も見つけ出す。
ただ今の僕にはそれを声に出して発することはできない。
強く見つめ、先に降りる彼女のために扉の「開」ボタンを力強く押さえるのが僕にできる精一杯のことだった。
ナンパレッスンのお知らせ
現在では仙台でのナンパレッスンを承っております。
もちろん他の場所でもOK!
詳しくはコチラをどうぞ。
諸事情によりナンパをしてはいけないことになってしまいました。
初の「ナンパできない」仙台旅行です。

旅初日
2013年10月18日木曜日
関西空港から飛行機で仙台へ向かう際、荷物検査所で楽天イーグルスのリュックを背負った子連れの女性を見かける。
背番号46。
鉄平選手か。
子連れの女性に声をかけるのは…よし、ナンパではない。
仙台空港に到着した際に横を歩いていたので声をかけてみた。
「鉄平選手ですか?」
ナンパと同じように、爽やかな笑顔を意識。
自然に相手の心にそっと入っていくように。
…
声による返事はなく、少し驚いた表情の後に軽い笑みだけが返ってきた。
そして歩く速度を上げてそそくさと僕から離れていく。
あれ、何かまずかったかな。
背番号46は鉄平選手、それは間違いない。
彼女の目には「急に声をかけてきた変な男」として僕のことが映ったのだろうか。
少しショックだった。

仙台空港から電車で仙台駅まで移動し、そこから歩いてこの旅の宿泊先へ向かう。
駅からアーケード、そして国分町のホテルへ。
この移動が辛かった。
なぜならナンパできないからだ。
禁断症状とでも言うべきか、次から次へと声をかけたくなる女性とすれ違う。
ナンパができないからこそ、逆にナンパのアンテナの感度がビンビンになっている。
なのに、声をかけてはいけない。
なんて酷い拷問だ。
この旅中、僕は何度もこの拷問を味わうことになる。
ホテルにチェックインして部屋に荷物を預けて昼食へ。
できれば仙台名物を食べたいなぁという気持ちでアーケードをフラフラお店を探していると、ある看板が目についた。

「チャレンジカレー
18分で完食したら賞金10,000円!」
「賞金10,000円」という言葉に目が眩んだが、それ以上に「チャレンジ」をいう単語が僕の好奇心を湧き上がらせた。
この旅をただの野球観戦ツアーにはしたくない。
ナンパに要するはずだった「挑戦」をこのカレーにぶつけよう。
成功者は過去6人。
3.5キロのカレーがどんなもんか知らんけど、岩手の盛岡でわんこそば123杯食べたことあるしイケるやろ。
僕の胃袋はハンパじゃない。
挑戦料2880円。
量が多いだけのカレーを食べるのにこの金額はどう考えても勿体無いが、躊躇することはほとんどなかった。
お店に入り、サッと注意書きに目を通し食券を購入。
席に座り、少し待つとチャレンジカレーの登場。
…多い。
目にした瞬間、後悔の念が一気に僕を襲った。
制限時間は18分。
これは厳しそう。
…
結局、半分ほどしか食べれずチャレンジ失敗。
2880円…なんて無駄な出費だ。
カレーを半分も残してしまったことを店員さんに詫び、お店を出る。
その後は、ジョジョ4部に登場したお店のモデルになった「むかで屋」を覗いてみたり、寒さ対策のためにタイツを購入したり。

ホテルで1時間ほど休憩し、クリネックススタジアム宮城へ向かう。

クライマックスシリーズ・ファイナルステージ初戦。
先発のエース田中投手は毎回のようにランナーを出すものの、そこはシーズンと同くホームに返すことなくきっちりと抑える。
さすがは日本球界最強の投手といったところ。

相手の成瀬投手も好投していたが、銀次選手のソロアーチ、マギー選手のタイムリーでなんとか2点をもぎ取り、最後まで田中投手が0点で抑えて完封勝利。

他球場に比べてKスタのイーグルファンは大人しい印象だったがこの日は少し違った。
相変わらず熱い野次や応援歌の声量は少ないものの、球場全体に勝利に向かう一体感があった。
顕著に出たのが9回表、田中投手がマウンドに向かった際。
球場に流れるファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」を大合唱。
後に田中投手のツイッターで分かったとこだが、こんなことは初めてだったらしい。

僕も気分が高揚してしまい、田中投手が最後のアウトを三振でとった瞬間、まだ1つ勝っただけなのに思わず涙してしまった。
1日違いでシーズン優勝を直接見届けれなかったことも合間って、この東北楽天イーグルスといいチームに対する9年間の想いが波だとなって爆発した。
それ以外にも、ここ最近悩んでいた想いも一緒に爆発した。
最高の、最高の気分だった。
自分ではその気持ちを表に出すのを抑えているつもりだったが、周りの人達から心配されるほどだったので相当グチャグチャな顔だったのだろう。

余韻に浸りながら歩いてKスタから仙台駅へ移動し、何度もお世話になっている天龍さんと待ち合わせ。
美味しい海鮮のお店に連れて行ってもらい、ナンパのお話はほとんどせず、近況報告や人生相談などをしていただく。
はしごした2軒目も合わせて約2時間ほどご一緒させていただき解散。
旅先で会いたい、会える人がいるって素敵やな。
ホテルの部屋に向かうエレベーター内でデリヘル嬢らしき女性と一緒になり、癖で見た目からイジれそうな点を瞬時に何点も見つけ出す。
ただ今の僕にはそれを声に出して発することはできない。
強く見つめ、先に降りる彼女のために扉の「開」ボタンを力強く押さえるのが僕にできる精一杯のことだった。
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